英検の仕組みが大きく変わりました!
今週末に2016年度第2回の1次試験が行われる英検。前回から仕組みが大きく変わったことをご存じですか?
以前の採点方法は、技能の種類に関係なく合計点が高ければ合格する可能性がありましたが、2016年度以降は4技能が試されるべく、各技能均等にスコアが配分され、バランスの良い英語力が求められるようになりました。
Reading満点、Listening満点、Writing0点の場合で比較してみると……
■準1級一次試験の場合
〈2015年度まで〉
(R)51/51 + (L)34/34 + (W) 0/14 = 85/99 (約86%)
→ 合格の目役7割を超えているので → 合格
〈2016年度以降〉
(R)750/750 + (L)750/750 + (W) 0/750 = 1500/2250
→ 合格基準スコア1792を下回るので → 不合格
スコアは各回の全答案採点後、統計的手法IRT(Item Response Theory)を用いて算出しています。そのため受験者が自身の正答数からスコアを算出することはできなくなりました。
今回5級を受けた生徒のうち、一人は第1部、もう一人は第3部でそれぞれ1問づつ間違え、425満点中294点(−131点)でした。英検CSEスコアの担当者に確認したところ、同じ技能内の間違いの場合、どの問題なのかが重要ではなく、何問間違えたのかが得点を決めるそうですが、算出方法は非公開とのことでした。
新たに成績表に追加された「英検CSEスコア」によって英語力を以前よりも客観的に把握できるようになり、また他の資格(TOEFL/TOEIC/CEFRなど)と比較することも可能になりました。
また、「英検バンド」も成績表に新たに追加されました。Gは級を示し、Pとあれば、準(Pre)を意味します。例えばG1=1級、GP2=準2級となります。その右の「+1」「−1」の数値は、「合格ラインまでの距離」をわかりやすく示しています。数値が大きくなるにつれて合格に近いことを表しています。例えば、前回受験したときの英検バンドが「−3」で、今回の英検バンドが「−1」であれば、着実に合格ライン「0」へ近づいていることを示します。
コア英語教室渋谷本部校も、英検の準会場として、5級から準2級の1次試験を行います。受験する生徒たちは、日ごろから音読と語順訳で鍛えたリスニング力とスピーキング力で、合格を目指します!
各教室でモデルレッスンを行っています。お気軽にお問い合わせください。