2018 年 10 月 のアーカイブ

自己表現で伸ばす英語力

2018 年 10 月 22 日 月曜日

現在では学校でも、外国人との出会いはあります。しかし、会話の練習相手としての外国人という枠組みからは出ないのではないでしょうか。コアのリトルアースのように出会った外国人に自分たちのことを伝え、また彼らにいろいろなことを尋ねる。ホームステイももちろんそうですが、こうした場所での英語のやりとりは、会話の練習ではなく、「自己表現」となります。

自分に語りかけてくる言葉を受け止めながら交わす会話は、子どもたちの言葉を育てます。ひとつひとつの言葉がかけがえのない経験となるからにほかなりません。問題の英作文の語順をよく間違える生徒であればなおさら、この実践的な行為が必要であると考えられます。自分の言葉として声に出すことは、たとえ最初は間違いだらけで、苦労しながらの英作であっても、徐々に英語の「文」というものを生み出す感覚を育てるでしょう。正解が何かというよりも、自分で探し当てていくという経験こそが、生徒の英語力を伸ばすのです。

 

各教室でモデルレッスンを行っています。お気軽にお問い合わせください。

「つながり」の中での英語

2018 年 10 月 15 日 月曜日

「主語は?」「関係代名詞とは」などと、私たちはふだん英語という言葉を知識の対象として扱っています。しかし、自分の中で一人勝手に知識が成長するものではありません。知識が増えたら自動的に使えるようになるということもありえません。

ある英語表現を覚えても、だれにもその中身を語ることがなければ、その文がかけがえのないものにはなりません。そのうち忘れてしまう可能性もあります。言葉を覚える、身につけるということは、その言葉が自分にとって「価値」をもつということにほかなりません。そして、「価値」をもつのは、そこに他者との「つながり」があり、そこでの心の交流があるからといえるでしょう。

知識として与えられた英語をどのようにして、「価値」あるものにするか。どのような文であっても、それに耳を澄ます聞き手になり、自分の言葉として使う話し手になることです。ある外国人と出会い、Where are you from? という身近な文を知識として知っていたから答えられたということはもちろんあります。しかし、まだそれを知らない時にこの文を言われたら、「わからない」で終わるのではなく、何かを尋ねられたのだから、何かは答えることが大事です。

教室で出会う英語も、知識や道具としてだけ扱うのではなく、また暗記のための練習としてだけ声に出すのではなく、ときには表現として使ってみましょう。相手が言っていることを聞き取ること、自分の方から何かを伝えたいと感じること。言葉の習得はこのことから始まるのです。

 

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知っておきたい イディオム!(その16)

2018 年 10 月 9 日 火曜日

使い分けに迷う英語表現、間違いやすい英語表現など、知っておくとちょっとためになる「英語のあれこれ」をお伝えしていきます。

今回のイディオムのテーマも「face」です。

Hanako: Last week, I tripped over in my living room and bumped my head on the table.

Kate:   Oh, were you alright?

Hanako: Yes, I was fine but my dad’s precious vase fell on the floor and cracked.

Kate: Oh, no!

Hanako: Dad was so angry at me!

Kate: So you had to face the music.

 

face the music:自分で招いた(悪い)結果をいさぎよく受け入れ責任を取る、報いを受ける。

直訳すると「音楽に直面する」(faceを動詞として使うと「直面する」「顔を向ける」という意味になる)となりますが、意味が通じませんよね。諸説あるようですがmusicが「悪い結果」や「報い」を表わす表現に使われたのは1800年頃と言われています。昔アメリカの軍隊で処罰を受けるときに、罪状がひとつ読み上げられるごとに太鼓やドラムロールなど音が鳴らされ兵士が見送られました。音楽の方に顔を向けて自分の不始末にけじめをつけなければならなかったことから由来しているみたいです。

※敬礼する:to salute  敬礼:a salute

 

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ワンコインポスタープロジェクトに参加しました

2018 年 10 月 2 日 火曜日

日本写真芸術専門学校の学生さんに、コア英語教室渋谷本部校のポスターを制作してもらいました♪

(9月末、同校学園祭の展示の様子。右手前がコアのポスターです)

ワンコインポスタープロジェクトとは、渋谷区にある同学校の社会貢献サークルFuture Lights Projectと、系列の専門学校日本デザイナー学院のビジュアルデザイン科の有志が、写真とデザインによって地域の商店や企業を活性化させる目的で企画したもの。商店・企業から得た一口500円(ワンコイン)~の報酬は、同サークルが実施する東日本大震災復興支援写真展の取材費用等に使われます。

未来のカメラマン・デザイナーを応援し、自社の魅力を知ってもらえて、東日本大震災の復興支援活動にも協力できるという好企画。今後も注目していきたいと思います。

 

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